2016年12月15日木曜日

利権まみれの電子マネー また外資に敗れるのか

日本には新技術やアイディアで先行するものの規制や利権で潰し合いガラパゴス化しおいしいところを全部外資に持っていかれるという事例が後を絶たない。電子マネーでもまたそれを繰り返そうとしているように見える。

2016年12月12日月曜日

静岡三大ご当地レストランを勝手に決める

さわやか、鐘庵(しょうあん)、五味八珍(ごみはっちん)という主に静岡を拠点に展開するレストランチェーン店を3つ集めて勝手に三大を作ってみた。静岡を訪問の際には是非3つとも行っておきたい。

トレンドではないトランプ相場 祭りは続くのか

トランプ相場が始まり1か月ほど経つが円安と株高は進んだものの信用市場が盛り上がる気配はない。米国債券スプレッド、信用市場、空売り市場、日経平均株価サイクルという4つの観点からトランプ相場を見てみよう。

2016年12月11日日曜日

高齢者は社会の負担になっている

安倍首相がNYでの金融関係者向けの講演で「日本の人口動態はボーナス」と発言していた。一国の首相という立場では不都合な真実は言いづらいかもしれないが政治家は現実逃避せずしっかり今あるものを見つめ問題解決に向けて行動してほしい。

デフレという嘘 ゼロインフレという真実

政府や日銀はデフレだと言ってその脱却に必死になっているがそもそも日本はデフレではない。インフレもデフレもしていないゼロインフレ状態というのが正解だ。そもそも物価変動は経済活動の結果なのであって原因ではないから景気が良ければインフレが起きるかもしれないがインフレにすれば景気が良くなるということはない。ゼロインフレーションの影響とその原因を考える。

2016年11月29日火曜日

読めないトランプ相場 信用市場への波及はまだなし

多くのアナリストがトランプリスクに言及しトランプ氏当選はリスクオフだと考えていたが実際は派手なリスクオンとなった。だが不確実性が高まったことでブラックスワンのリスクは高まっておりこの不自然なまでのリスクオンを反映していない指標もあるので注意が必要だ。

2016年11月26日土曜日

トランプ派とクリントン派 本当の差別主義者はどちらか

トランプ氏が大統領選に勝利して以来トランプ支持者たちには受難の日々が続いている。彼らは人口の半分ほどもいるのに大っぴらに勝利を祝うことも出来ず街では反トランプの集団が目を光らせている。隠れトランプは何故隠れなければならなかったのか?トランプ氏の勝利によってそれが明らかとなった。

2016年11月10日木曜日

番狂わせでも衝撃でもないトランプ氏の勝利

米大統領選でトランプ氏が勝利したことをマスコミは驚きをもって伝えているが両者の支持率を比べられる賢い人たちにとっては至極妥当な結果で何の驚きもない。どうやらマスメディアと金融市場は数字を比べることが苦手なようだ。

2016年10月19日水曜日

日銀の総括検証で信用市場に変化

日本銀行の総括的な検証による量から金利への政策の変更によって信用市場、とりわけ空売り集計の変化が顕著となっている。

迫る米利上げ 市場混乱の兆候はまだない

米国時間の11月1-2日にFOMC政策決定会合、同11月8日に大統領選、同12月13-14日に再びFOMCと米大統領選挙と利上げが近づいている。今のところ市場に目立った変調はないがリスク要因が多い綱渡りの相場を引き続き注視しておきたい。

2016年10月17日月曜日

米利上げで意識されるチャイナリスク

アメリカ利上げの際にはドル高で新興国が苦しむことが多いが中国も例外ではない。昨年8月の人民元ショックも記憶に新しいがその後もショックと同程度の人民元安が進んでいて米利上げをトリガーにさらなる元切り下げが起きる可能性がある。

2016年10月14日金曜日

インフレターゲットはリフレではない

原田日銀審議委員がインフレ目標を掲げていればリフレ派なので「日銀も政府も全員リフレ派」で「全世界もリフレ派」などと血迷った暴論を語っているがインフレーションターゲティングはリフレ政策ではなく増税ばかりの政府にもリフレ派はいない。経済が停滞する中で古い金融政策だけは未だに有効だと思っているなら世界の中央銀行はリフレ派だと言えるが何年も金融緩和を行っているのに一向に効果が出ないのを見て多くの国は金融政策だけでの景気浮揚に限界を感じている。日銀も出来ないものは出来ない、わからないものはわからないと正直に言うべきであろう。

2016年10月8日土曜日

イギリスポンドでフラッシュクラッシュ

英国ポンドが日本時間2016年10月7日午前8時過ぎに6%急落しその後急速に値を戻している。メジャー通貨の一つであるポンドでもこのようなことが起きたのは意外であった。

2016年9月29日木曜日

2016年末にかけてのマーケットの波乱要因

大きく荒れた2016年前半とは打って変わって7月以降は凪相場が続いている。利上げを渋るFRBや緩和を続ける日銀やECBが下値を支えリスクや悪材料は無視して好材料のみに都合よく反応しているマーケットを脅かすかもしれない潜在リスクを6つ挙げておく。

簡単にできるバイリンガル診断テスト

日本語と英語のバイリンガルを簡易的に診断する方法がある。英語の発音を学ぶと言いづらくなるカタカナ英語がいくつもあるのだ。言えなくなるわけではないが言いづらい。そんなバイリンガルを判別するための発音の違いを4つ紹介する。

2016年9月28日水曜日

専門家に専門性を求めない日本

日本では学閥と年齢を重視するあまり専門家と呼ばれる立場の人たちが専門性を持っていないことがよくある。ジェネラリストを求めスペシャリストを排除する。特に教育と政治ではそれが顕著だ。文化的なものなのだろうが学問で得られる専門性を不要とする学歴軽視は決していいことではない。

2016年9月25日日曜日

競歩は走っている

競歩選手は走っている。歩いてはいない。断言できる。競歩という競技は走っていても歩いているように見えればいいのだ。

2016年9月14日水曜日

金利が急騰すると何が起きるのか

追記
この記事は為替レートの変動という観点が抜けているので、先に大幅な円安が起きた場合輸入が減り物がなくなるという可能性はむしろ高い。これについては忍び寄る円安の恐怖 金融政策の限界で書いている。

債務が無秩序に増え続け日本の財政破綻が危惧されているが金利が急騰することはあっても日本国債がデフォルト(債務不履行)に陥ることは意図的でなければ起きない。ハイパーインフレも可能性は低くむしろ一層の円高と強烈なデフレの可能性を考えなければならないだろう。

2016年9月13日火曜日

クリントン氏の健康問題が新たなリスクに

日銀の検証と米9月利上げに加えてクリントン氏の健康問題が新たなマーケット・リスクとして意識されることとなった。

2016年9月12日月曜日

富山市議会自民党会派による政務活動費の不正受給問題

報道しない自由なのか何なのかわからないがマスメディアの見出しに違和感があったので正しい見出しを作っておくことにした。

これからを生きる人たちの年収の基準

無能でも高給をもらえる時代は終わり今では有能でも使い捨てられる時代になった。単純労働や簡単な知的労働は機械やコンピュータでも代替可能になり必要なのは一握りの高スキル人材だけだ。儲けたければ経営者か株主になるしかない。そんな日本で生きていくこれからの労働者の年収の基準を3つ紹介する。

2016年9月10日土曜日

配偶者控除の廃止はただの増税 本当に必要な税制改革

税制調査会で配偶者控除の見直しと夫婦控除の導入が検討されているが結果はただの増税となるだろう。低所得者層やワーキングプアの支援と公平な税制のためには別の改革が必要だ。

2016年9月9日金曜日

2016年6月末以降のGPIFの損失試算

今後考えられる為替水準とそれを元に算出した株価水準を用いて近い将来に見込まれるGPIFの損失額を試算した。

2016年9月8日木曜日

日本人は高校生がお好き 青春の神格化

日本ではとかく若さをもてはやす風潮がある。若いこと、若く見られることを良しとして誰もが若作りをする。映画という娯楽にもそれが表れていると「君の名は」という映画のCMを見て改めて思った。

2016年9月7日水曜日

三人寄れば文殊の知恵 予測市場の面白さ

みんなで集まれば賢くなれるのか?集合知を用いて物事を予測する予測市場について考える。

2016年9月6日火曜日

ソフトバンクの信用リスクは無視できない

日経平均株価は日銀のETF買いで高値圏を維持しているが寄与度が大きい値がさ株であるソフトバンクに何かがあれば影響は免れないだろう。

2016年8月31日水曜日

Why Apple won market share in Japan

Although iPhone sales slowed dramatically in recent years, Japan is still a stronghold for Apple. Why did Apple do well in Japan? There are some reasons for that but these bases are disappearing and the company is losing its shine.

2016年8月28日日曜日

Behavioral economics: spiteful behavior explained

Spiteful behavior aims at harming others even though the actor pays costs. It is a lose-lose situation and no one seems to be better off, but this type of behavior is not so rare and often debated in public economics when public utilities have free rider problems. Why do some people act like that? The answer is easy; the actor is winning actually. Economically, there are two equilibrium states and both are possible outcomes.

2016年8月24日水曜日

サービスをクラウド化する

クラウドと言えばストレージとデータ処理が思いつくが色々なものを何でもクラウドと結びつけるとどうなるのか実現可能性や制約を無視して考えてみる。

2016年8月18日木曜日

市場を歪める日銀政策

GPIFが存在感をなくした株式市場では日銀が主役となった。国債市場に続き株式市場にまで手を伸ばした日銀。それはオプション市場にも波及している。

2016年8月10日水曜日

為替と株のかい離がアベノミクス以降最大に

7月の政策決定会合で日銀がETFの買い入れを従来の年3.3兆円から6兆円に増額して以来円高と株高が進み、USドル円と日経平均のかい離幅は2500円に迫りアベノミクス以降最大になった。

2016年8月7日日曜日

AR・VRの未来はポケモンGOより遊戯王

GPSとカメラを使ったスマホゲームのポケモンGOが人気を博しているが将来的には用途や場所を限定したメガネ型デバイスがより普及するだろう。AR・VRとは何か、それらを使ってどのような展望が描けるか考える。

ローソンのフィッシュ&チップス

追記1
どうやらフライドフィッシュは残念ながら販売終了してしまったようです。復活を望む。
追記2
フライドフィッシュに続きザク切りポテトまでもが販売終了。怒りのエントリー、代替案はこちら。ザク切りポテトが終了 仕方なく自宅でカリーヴルスト

手軽に揚げ物!揚げ物はLAWSON!コンビニで24時間いつでも揚げ物が買えるのは日本の素晴らしい文化。中でもお気に入りはローソンのフィッシュ&チップス。やめられません。

経済学は何故必要なのか

学者の経済予測があまりにも当たらないので経済学はよく役に立たないとか意味がないとか言われる学問の一つであるが、決して無駄な学問ではない。ここでは経済のモデル化と資源の分配という2つの観点から経済学の意義を考えてみる。

2016年8月6日土曜日

誰が持っている株を買うべきか?

個別株の安全性を見る指標としてはヒストリカル・ボラティリティやベータといったものがあるが、株式投資には人気投票やババ抜きといった側面もあるので今回は誰が持っている株かという点に注目してみたい。

2016年8月1日月曜日

毒舌経済川柳でアベノミクス批判

日銀で 紙風吹かす 輪転機
黒田さん、日銀はFRBと違ってまともな出口戦略もないのに大丈夫ですか?日本は経済実験好きですね

2016年7月31日日曜日

Comparison of potential stock returns for 40 countries

Using OECD data, I calculated potential 15-year cumulative returns of stock indices for 40 countries. Although these estimates are very rough, they should work as an initial screener for getting started.

2016年7月30日土曜日

ちぐはぐな相場が続く

株価は高値圏にあるがリスクオフムードも感じられるという読めない相場展開が続いている。イールドスプレッド、オプション、為替、原油、信用の5つの指標を見てみる。

切り崩されるGPIF。しばらくは円高先行か?

GPIFの2015年度の運用成績が発表された。このGPIFという巨大なクジラを軸に、一つ想定されるシナリオを考えてみる。円高が先行して進み、株がそれに追随するというものだ。

2016年7月29日金曜日

相模原殺傷事件の本質は極右のテロリズム

「障害者なんていなくなればいい」と言った植松聖容疑者を、マスコミは偏った異常な思想の暴走と断じて犯行の凶悪性にのみ焦点を当てている。だが、犯行の動機や背景といった本質は意図的に報道されていないようにも思える。罪を糾弾するだけでなく、行為の分析や予防策などについてもしっかり考えてもらいたい。

2016年7月23日土曜日

Japanese joke: indecisiveness

I did a poll to imaginary Japanese people living in my dream. Here's the result.

Characteristics of Japanese stocks

Japanese stock market is not as usual. It has short trading hours, fewer trading days and separate listings at one exchange. Furthermore, there are cultural reasons that make buying stocks in Japan different. I will focus on who have those shares, who they are and how you can make extra by avoiding common mistakes Japanese investors make.

2016年7月20日水曜日

Investing in Japan? Think twice

If you are a foreign investor interested in investing in Japan, think twice and consider these facts before putting money in Japan. In short, having a stake in Japan is like part gold investing and part bond investing. Let's see why these investments are alike and what you can expect from investment in Japan.

2016年7月17日日曜日

空売り集計を読む

東京証券取引所発表の空売り月間集計から3つのチャートを作成し、それぞれどのような利用価値があるか考える。

2016年7月15日金曜日

もう一つの危険な賭け?USD/ZAR売り

危険な香り?投機的なNZD/ZAR売りでNZドル売り南アランド買いを紹介したが、実はもう一つ同じくらい強い通貨がある。それがUSドルだ。NZDとUSDにはどういう差があるのか?経済の強さ、政策金利、政策スタンス、通貨の地位という4つの観点から比べてみる。

2016年7月14日木曜日

マイナス金利で利回り追求が加速 円安要因に

ロイター 焦点:7月1週に日本勢の外債投資が過去最大、米モーゲージ債に熱視線

マイナス金利で投資先を失った国内投資家が外債投資にシフトしている。この流れが続けばささやかな円安要因になるが、マネーの逆回転が起きれば大きな火種となる可能性がある。

米国債券のイールドスプレッドが急低下

マーケットの緊張度合いを示す米国債券のイールドスプレッドが急低下している。
BofA Merrill Lynch US High Yield Option-Adjusted Spread© (BAMLH0A0HYM2)

日本の未来 人口からGDPを予測

人間の数とはすなわち国力なのか?人口が減り続け高齢化も進む日本の経済はどうなっていくのか?OECDによる日本の人口予測を用いて将来の日本のGDPをモデリングする。

2016年7月13日水曜日

ドイツ銀行

ロイター日本語版より
【中国の視点】ドイツ銀:次のリーマンブラザーズか、悪影響がリーマンショック以上も

ドイツ銀行はデリバティブの取引で有名だがそれ故にこのような心配もある。ブラックスワンは1羽でも減らしておきたい。

社内対当に異変

信用取引残高の社内対当に異変が起こっている。社内対当とは証券会社が社内で貸し借りして処理した信用取引だ。たとえば顧客の投資家Aに借りた株を顧客の投資家Bに貸すといったものだ。それが2014年から低下している。この数字自体は役に立つように見えないかもしれないが、信用倍率とかけ合わせることで面白い参考指標になる。

NYダウが高値更新

リスクオンムードが続き、ダウ平均株価とS&P500はついに取引中の最高値を更新した。

今年の本命?ディフェンシブなUSドル買い日経売り

突然の株価暴落に備える必要のある今、リスクオンでも損しづらく、リスクオフでは利益の見込めるトレードがある。それがUSドル買い日経売りだ。為替と株でそれぞれポジションを構築する必要があるが、FXも先物もレバレッジが使えるので資金効率はいい。USドル円買いはスワップもプラスなので、動かなければ多少の利益にもなる。まずは過去データから見てみよう。

2016年7月12日火曜日

危険な香り?投機的なNZD/ZAR売り

逆張りになりそれなりにリスクもあるが、おもしろいトレードがある。それがNZドル/南アランド売りだ。それほど推奨できる取引ではなく、取引する場合も少額を勧めるが、実際に取引はしなくても見ているだけで楽しめるので是非目を光らせておきたい。

衰退する日本経済には国土管理が必要

選挙ではいつも耳障りのいい言葉が並ぶ。「豊かな国」、「美しい国」、「雇用創出」、「力強い経済」、「安心できる老後」、などなど政治家はいいことしか言わない。だが現実は非常である。日本は衰退するのだ。あまり言う人はいないが将来確実に訪れる日本経済の当たり前だ。避けられない衰退のために、策を講じるべきだ。

次の金融危機はいつ来るのか

追記
これらの予測は外れました。新しい別角度からの分析は2018年は株価の調整に備えるべきかもしれないに記載。

3つのデータを元に次の金融危機が来るのはいつなのか予測する。1つ目は投資部門別株式保有金額。今回は総保有額、つまり全上場株式会社の時価総額のみに着目する。2つ目は単純に日経平均株価。時系列をずらして使用する。3つ目はドル円の為替レート。日経平均と重ね合わせる。

2016年7月11日月曜日

スパイト行動を解明

スパイト行動とは、自分の利益を犠牲にしてでも、相手に不利益を与えるための行動である。何故自分は損をするのにそんなことをするのか、一見不合理に見えるので経済学でしばしば話題になる。特に公共財のただ乗り(フリーライド)と絡めて議論されることが多い。だが実はこれを説明するのはとても簡単である。均衡状態は2つあるのだ。

発展途上国支援を考える

バングラデシュで外国人を狙って殺害するという痛ましい事件が起きた。ただこの事件はイスラム過激派が多い中東で頻発しているテロや先進国を狙ったフランスでのテロとは違う側面がある。それは途上国支援をしている外国人が狙われたという点だ。このことをよく考えて今後の国際交流の発展に役立てたい。

自書式投票の是非

選挙がある度に毎回、「海外では丸を付けたりもしますが日本は識字率が高いので候補者名を書いています」というような報道を見かける。識字率が高いのは素晴らしいことだが、自書式にすることには無駄を感じる。最低でも記号式投票、出来れば電子投票やインターネット投票を実現してほしい。

次の震源候補になったGPIF

2014年の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用見直しは本当に悪手だった。これによってGPIFが次の金融危機の震源になる可能性が高まった。