2016年9月29日木曜日

簡単にできるバイリンガル診断テスト

日本語と英語のバイリンガルを簡易的に診断する方法がある。英語の発音を学ぶと言いづらくなるカタカナ英語がいくつもあるのだ。言えなくなるわけではないが言いづらい。そんなバイリンガルを判別するための発音の違いを4つ紹介する。

日本語オンリーのモノリンガルならば意識はしないが英語を学ぶといくつかのカタカナ英語を日本語風に発語することに違和感を覚えるようになる。気合を入れ意識すれば発音できるのだが気を抜くとネイティブ風の発音になってしまう。そういった英語学習者が不意打ちだとほぼ英語風に発音をしてしまう混乱する発音の言葉を集めてみた。英会話の習熟度合いを確かめるのに使ってみるとよい。

1つ目は「Ji」と「Zi」の違いだ。こちらは日本語でも「じ」と「ぢ」の区別はあるが発音は同じだ。英語だと「じぃ」と「ずぃ」で発音する舌の位置が違う。ニュージーランドはじつは「にゅーずぃーらんど」だが個人的にはこれを「にゅーじーらんど」と発音することに違和感はない。試してみてほしい言葉は「Zipでビジネス」だ。日本語では「じっぷでびじねす」となるが海外かぶれの英語かぶれは「ずぃっぷでびずぃねす」となってしまう。

2つ目は「C」と「She」の違いだ。日本語には基本的に「she」の発音しかなく「しー」とは言っても「すぃー」とは言わない。不思議なことにディズニーシーやシーサイドといった言葉は日本語で別に登録されているのか割と言いやすいがこれには個人差があるだろう。言ってみてほしい言葉は「PCにシークレット隠す」だ。日本語話者なら「ぴーしーにしーくれっとかくす」となるが英語話者なら「ぴーすぃーにすぃーくれっとかくす」となってしまうだろう。

3つ目は「Fu」と「Hu」の違いだ。英語ならば下唇を噛むか噛まないかで明確な違いがあるが日本語にはそういった区別はない。日本語でもフードコートと言えば「food」だとわかるがフードだけだと「food」なのか「hood」なのかわからない。この差を意識しているかあぶり出す言葉が「Perfumeがフライデー」だ。Perfumeを日本語で書けばパフュームだが実際にはパヒュームと発音している人が多いだろう。Fridayも日本語の発音だと実は「Hu-ra-i-de-i」で下唇は噛まない。

4つ目は「T」と「Ch」の違いだ。日本語でも「てぃ」と「ち」、「とぅ」と「つ」と書き分けることはできるが「てぃ」と「とぅ」の発音を使った言葉が日本語には見当たらない。treeとツリーならば母音の数が違い完全に別の音なので区別はしやすいが日本語英語で「てぃ」や「とぅ」が出てくると難しくなる。ただ日本語で「ち」と書いてあれば「てぃ」と読み違える割合は減るので読んでもらうべきは「Team tips」と「Two tours」だ。「ちーむちっぷす」と「つーつあーず」と読めたなら日本語としてはばっちりだ。英語の発音が入ってしまっているとつい「てぃーむてぃっぷす」と「とぅーとぅあーず」と読んでしまったりする。

以上の混同しやすい発音の言葉をまとめて物語仕立てにすると

Two-team体制
Zipでビジネス
PCにシークレット隠す
Perfumeがフライデー
tipでtour再開

となる。これをなんの気なしに音読してすらすらと日本語読みできる人は英語の発音に慣れ親しんでいないか瞬時に切り替えができるすごい人だ。日本語的な正解は「つーちーむたいせい、じっぷでびじねす、ぴーしーにしーくれっとかくす、ぱひゅーむがふらいでー、ちっぷでつあーさいかい」となる。難読か所は2x5で10か所ある。カタカナで残したビジネス、シークレット、フライデーの3語を英語表記にすれば難易度はさらに上がる。

Two-team体制
Zipでbusiness
PCにsecret隠す
PerfumeがFriday
Tipでtour再開

ルー大柴のルー語のような英語の習得の仕方なら混乱しないかもしれないが読みや発音がしっかりしていればいるほどついそれが出てしまう。あなたはどの程度読めただろうか?

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