2016年9月13日火曜日

クリントン氏の健康問題が新たなリスクに

日銀の検証と米9月利上げに加えてクリントン氏の健康問題が新たなマーケット・リスクとして意識されることとなった。

日銀は9月20、21日の金融政策決定会合で金融緩和の総括的な検証を行うことになっている。マイナス金利の深堀や緩和縮小の可能性など市場は疑心暗鬼となっていてさらにFOMCも9月20、21日と同じ日程で開かれ翌22日は秋分の日で休日だ。不確実性が高まっている中でそこに米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官(68)の健康問題も加わった。

ここのところFRB関係者のタカ派的発言が多く聞かれるが金融市場は依然として9月利上げの可能性を織り込んでいない。市場予測の9月利上げの確率は30%ほどだ。もし9月に利上げとなればマーケットへのインパクトは大きく市場の動揺が見込まれる。そして三人寄れば文殊の知恵 予測市場の面白さでも指摘したが金融市場は世論調査を無視してクリントン氏が勝つと決め打ちしているのでもしトランプ氏が勝ったりクリントン氏が選挙レースから脱落となればそれを織り込んでいないマーケットは混乱に見舞われるだろう。

クリントン氏は国務長官時代の2012年に脳震盪を起こし頭部の血栓治療を受けた病歴がある。私用メールに機密情報が含まれていた問題も情報の扱いについて受けた説明を脳震盪で覚えていないという。たびたび公務の欠席もあり元々健康には問題があった。そしてここにきてアメリカ同時多発テロ15年の追悼式典で調子を崩し途中退席となった。後に肺炎と診断されていたことを明らかにし健康問題を隠ぺいしていた印象すら受ける。

予測市場サイトPredictitによると健康問題を受けてクリントン氏が次期大統領になる確率は65%と5ポイント下がったがそれでもクリントントランプ両氏が40%半ばで拮抗している世論調査とは大きくかい離している。もしこの問題で進展があればマーケットは予想の修正を余儀なくされるだろう。

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