米国時間の11月1-2日にFOMC政策決定会合、同11月8日に大統領選、同12月13-14日に再びFOMCと米大統領選挙と利上げが近づいている。今のところ市場に目立った変調はないがリスク要因が多い綱渡りの相場を引き続き注視しておきたい。
大統領選はトランプ氏の過去の女性蔑視発言以降はクリントン氏勝利が既定路線のように語られているが世論調査によっては未だにトランプ氏がリードしているものもありトランプ氏支持者はそんな発言は意に介していないようだ。隠れトランプ支持派と呼ばれる人たちもいてトランプ氏勝利の可能性は金融市場が思っているよりも高い。もしもトランプ氏が勝利した場合でも慌てないように準備が必要だ。
市場のストレスが読み取りやすく毎日更新で重宝しているバンクオブアメリカメリルリンチ米国高利回りオプション調整スプレッド、いわゆる米国債券のイールドスプレッドは5%を切り落ち着いている。潜在的なリスク要因が多く突然崩れる恐怖は常にあるがこの指標が反転し上昇を始めるまでは安全な可能性が高い。スプレッドの急上昇は早期のシグナル、6%以上は警戒水準、7%以上は危険水準と認識しておこう。
0 件のコメント:
コメントを投稿