2022年1月20日木曜日

iPhone13には「ずっと使えるバッテリー」が搭載されているらしい

世紀の大発明か?Apple社の広告によるとiPhone13のバッテリーはずっと使えるようだ。

 まずはこちらの画像を見てほしい。Apple社会の公式ツイッターのスクリーンショットだ。ちなみに公式ツイートはこちら


テレビでやっていた広告に衝撃を受けたので探してみたところ公式ツイッターに辿り着いた。バッテリーがずっと使えるとはなんと素晴らしい。充電不要ということだろうか?無限に使えるバッテリーなんてノーベル賞ものだろう。ついに時代はここまで来たのか。だがちょっと待ってほしい。そんなうまい話があるだろうか?注意書きをよく読んでみよう。「使用しているのはiPhone13です。」「バッテリー駆動時間は使用条件によって異なります。」と書いてある。ずっと使えるバッテリーなのに駆動時間は使用条件によるのか?

ツイートをもう一度確認してみる。「ずーーーーーっと使えるバッテリーで、あなたは何をする?大丈夫、iPhoneなら。」だそうだ。やはりiPhone13のバッテリーはずっと使えるらしい。公式のお墨付きだ。だが駆動時間というのはどういうことだろう。ずっと使えるなら駆動時間は無限ではないのか?そこで思いつく。ずっと使えるバッテリーとは充電がいらないという意味ではなくバッテリー寿命がとても長いということなのではないか?普通のリチウムイオンバッテリーはサイクル寿命が500回程度と言われているがそれが多いのかもしれない。どちらにしてもずっと使えるバッテリーというのは革命的でそれだけでiPhone13を選ぶ理由になるだろう。一体どんな超技術を開発したのだろうか。

冗談はここまでにしておこう。iPhoneはそんな魔法のようなスマホではないだろう。ずっと使えるというのはおそらく嘘で充電も切れるし使っていると充電容量が下がりやがてバッテリー寿命が来るのだろう。だがAppleはそうは言っていない。それが問題だ。これは景品表示法の優良誤認にあたるのではないか?携帯キャリア3社のCMは呆れるぐらいの注意書きの多さで有名だがあれは広告で嘘を言わないためだ。大きく通信プランの価格をアピールするが小文字で「*2年目からは~」などと書いてあるのは法律を守るためなのだ。

だがiPhone13のCMはどうだろう。ずっと使えるバッテリーの詳細を知りたくて注記も全て読んだが駆動時間が使用条件によるとしか書いていない。普通の会社であれば一定の条件下でXX時間使える、1日中使える、長持ちなどの言い方でアピールすることはあるかもしれない。だがApple社のCMではずっと使える駆動時間の限られたバッテリーとはどういうものなのかわからない。「*ずっとは使えません。」「*広告上の表現で、ずっととは長くという意味です。」などと書いてあれば広告の意図は理解できるがただ「ずっと使えるバッテリー」と言い切るのは消費者を騙すことになるのではないか?

「ずっと使える」が事実でないのなら、こんなに堂々と嘘を言う広告を私は見たことがない。JARO、正式名日本広告審査機構は嘘・大げさ・紛らわしい広告を出してはいけないと啓蒙している。「ずっと使えるバッテリー」が嘘かどうかは「ずっと」の意味次第ということになるが私はこれは誇大広告ではないかと思っている。嘘であるならば嘘とわかるようにしてなければ広告として出すべきではない。美容や健康食品のCMで「*個人の感想です」というのはよく見られるがAppleも嘘を言うのはやめるべきだろう。

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