2017年10月19日木曜日

第一落選候補に投票する

私は投票時にはよく情勢を見て第一落選候補に投票するようにしている。そうすることによって一強多弱の状態を弱め独裁を防ぐことができるからだ。候補者にプレッシャーを与え緊張感を持たせることもできる。全ての人がこれをやりだすと混沌としてくるが少数派だとわかっているからこそバランサーとなれる。

第一落選候補とは大抵二番手で当落線の下側の一番上にいる人のことだ。そこに投票すると当選者には危機感が生まれ落選者には希望が生まれ政治から緩みをなくすことができる。候補者の主義主張で選ぶことがもちろん王道だがこういった投票の仕方もあるのだ。情勢を読むためにはニュースを知らなくてはならないし必然的に政治には詳しくなる。さらに自分が投票しなくても勝つ候補より自分が投票すれば勝つかもしれない候補のほうが楽しめる。

世論を読み誤ると投票先が勝ってしまうこともあるが基本的に逆張りの勝率は低いのでほとんどの場合惜しくも負けることになる。泡沫候補ではなくあくまで第一落選候補を狙うのでバランスを取ることはなかなか難しい部分もあるが浮動票となることは僅差を演出することにもなり多様性を確保する上で重要な役割にもなる。選挙が狙った通りの結果となれば喜びもひとしおだ。個人で選挙結果を操作したりはできないが結果を左右する上で重要な駒の役割を演じることはできる。ただ漠然と投票するよりも意図を持って投票したほうが結果に一喜一憂できるのだ。

投票しても結果は変わらない。自分が投票しても意味がないと嘆いてもそれこそ何の意味もない。せっかく行使できる権利なのでつまらないと思っても自分なりの楽しみ方を見つけるべきだろう。

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