2017年9月7日木曜日

山尾氏に見る日本政治の問題点

山尾志桜里衆議院議員が議員辞職を検討しているようだ。またもブーメラン。政治家が身ぎれいにするのはそんなに難しいことなのか?与党批判をしてブーメランを投げ続けるだけでは問題は解決しない。対案なき批判で政治はできない。政権交代できる野党は一体いつになったら現れるのか?

私は元々蓮舫氏や山尾氏が好きではなかった。彼女らが有名になった経緯がもうおかしい。蓮舫氏は「2位じゃダメなんでしょうか?」と言い、山尾氏は「保育園落ちた日本死ね」とどこかのブログを引用した。蓮舫氏の発言は費用対効果、コストパフォーマンスの話と考えれば合理性はあったかもしれないが山尾氏はどうやっても擁護できない。よくわからないブログを引用してご存じないんですか?そんなもの知っているはずがないでしょう。

待機児童は問題だが誰かが保育園に落ちたら日本が死ぬのか?そもそも日本は生物ではない。少しでも問題を解決する気があるなら保育園に落ちたら行政何とかしろ、誰か預かってくれと思うはずでどう八つ当たりしたとしても役所で怒鳴り散らすぐらいだろう。ブログの文章を読んでみると幼稚で荒い言葉遣いで書かれているが問題点の指摘自体はしっかりしている。政治に詳しい誰かがあえて書いたようにも見える。だが日本死ねという発想がまず思いつかない。これを日本滅びろにしてもおかしい。それとこれとは全く関係がないからだ。「国会議員みんなやめろ」や「政府転覆しろ」ならまだ現状への不満が伝わってくるが「日本死ね」ではただ日本という国が嫌いな人としか思えない。

都民ファーストの会も怪しいものだ。都議は揃って口を閉ざし政策が見えてこない。小池百合子都知事はいつも玉虫色の回答で過程はブラックボックスだ。豊洲も築地もと言えば聞こえはいいがそんなことは現実的には難しいだろう。知事の現在の実績と言えば都知事になったことぐらいか。そもそも小池氏は一貫性がなく政策の異なる党を渡り歩いてきた人だ。都民ファの躍進は民主党の政権交代時とよく似ている。何かを変えたいが何を変えたらいいのかわからない、という迷走している状態だ。

みなに共通しているのは言動のブレというか批判のための批判というか芯が感じられないことだ。理念や政治姿勢もしっかりしていないのにどうしてそういった人たちが党の看板になれてしまうのか。自民党の方がまだ色があってわかりやすい。政策を議論せず戦略のない選挙のための烏合の衆では政権奪取など夢のまた夢だ。離党鞍替えを繰り返していては野党は野次馬党のままだ。

議員の顔ぶれを見れば何となく感じるが知名度に加えて最近は候補者を顔で選んでいるのも問題だ。与野党関係なく有名人や容姿のいい人を候補者にしている。その結果が上西小百合氏や今井絵理子氏、橋本健氏では目も当てられない。蓮舫氏や山尾氏もそういう部分があるだろう。もう少し理念や政策をよく見なければならない。

投票に行っても何も変わらないかもしれないが行かなければ変わる可能性すら放棄することになる。宝くじと同じだ。確率が低すぎて当たらないかもしれないが買わなければその確率はゼロになる。投票に行かないのは愚か者なのだ。政治家は国民の代表なので悪い政治家が多いならそれは悪い国民が多いということだ。しっかり考えて投票したい。

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