北朝鮮関連の地政学的リスクの高まりでトランプ氏が大統領に就任してから二回目の調整が起きているが今回は何やら様子が変わっている感じもする。トランプ就任以降の日経平均をこのブログお気に入りの米国債券のイールドスプレッドと比べてみた。
グラフから見て取れるようにトランプ相場初期は株価が二段階で債券スプレッドよりも早く上昇している。その後株価が勢いをなくしても下がり続けたスプレッドは3月頃に反転、株価も後を追うように調整した。フランス大統領選で荒れたのが落ち着いた後は再び株価が先行して上昇しスプレッドはじわじわと下がっていった。そして今回の調整である。
この調整では株と債券スプレッドがほぼ同時に動き出しているが傾向から言えばスプレッドは動き出しも反転も株より多少早いことが多いのでBofA Merrill Lynch US High Yield Option-Adjusted Spread©の動きはよく見ておくとよいだろう。
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